世界をユメカキでいっぱいに

【絵がキッカケとなり、自分から教室に入れるようになった奇跡】

私たちは、小学校の側面支援として、
イラストの描き方の授業へ行くことがあります。

小さいうちから表現力や創造力を磨けるように、
イラストが描けるようになるための基本ステップと、その成功体験を提供しています。

今日も、ある小学校に出向き、
イラストの授業を始めると・・・

「今日は、1人お休みです」って聞いていたのに、

始まった10分後に
その男の子(Gくん・小学2年生)が
教室に入ってきました。

イラストの授業を進めながら、
みんなと一緒に、すごく楽しそうに
どんどん描いていくGくん。

クラス全員が、それぞれ、
オリジナルのキャラクターや
2コマ漫画を描きあげました。

そして、

約2時間の授業を終えたあと、

校長室に戻ったときに事実を知ります。

実は・・・

。。。。。。

 

教頭先生「リエ先生、実は・・・

あとから教室に入ってきたGくん。

心が不安定になりやすく、不登校が続いていて、

今週もずっと休んでいたんです。

いつも廊下までは来れても

教室になかなか入れない。

今日も同じだった・・・。

でも、廊下でね、

リエ先生のイラスト授業のワークシートを見せて、
キャラクターの絵を指さしながら、

「ほら!『たまご師匠』も、待ってるよ!」

 

って言ったら、

自分から教室へ入って行ったんです。

 

まさか、あんなに楽しそうに

一所懸命に取り組んでいる姿を見れるとは・・・

本当に本当によかった。

ありがとうございます。」

。。。。。。

 

絵が、ひとつのキッカケになって、

自分で決めて、教室に入ってきたこと

すごく嬉しく、ホロっと涙が出ました。

・・・・・・

もしかしたら、

この「たまご師匠」のキャラクター。

彼にとっては、ちょっと面白くて、

ワクワクして、教室に入る勇気になったのかもしれません。

・・・・・・

・・・・・・

そして、あれから、一週間後。

先生から報告がありました。

 

「Gくんは、あの授業がキッカケになって、

あれから、毎日学校に来てるんです。

教室に入れるようになったんです。

ありがとうございます!」

 

後日、届いたGくんからの感想文(お手紙)には・・・

「まんがのことが、学べてよかった。

まんがのことが、知れてよかった。

まんがのこと、忘れません!」

という、文章と、

彼が描いたイラストが・・・。

雨とカミナリの状況が

太陽が出て

人と人とが手をつないでいる

という2コマ漫画のイラストでした

 

これは、私の推測ですが、

彼の悲しかった思いやつらかった現状を
「雨雲とカミナリ」で表現し、
言葉にならない思いを吐き出している。

 

さらに、2コマ目は、
素敵な未来を思い描き
「太陽と、手をつないでいる人」を
表現しているように思うのです。

 

自分の思いが上手に言葉にならないことでも

絵や色になら表現でき、

心の変容が起きるということを

Gくんに改めて教えてもらったような気がしています。

自分の思いを閉じ込めずに、
自由に吐き出して心が楽になること。
描いていくうちに、自分の心が変容していくこと

イラストや描くことが持つ力を教えてくれました。

・・・・・・

私は、自分がデザインしたキャラクターによって、

癒されたり笑顔を生み出すことも使命のひとつ。

 

キャラクターが、Gくんの心に響き、

自分で決めて行動するキッカケになったのなら、

こんなに嬉しいことはありません。

【記事文章:マツダリエ *写真は、学校側より許可をいただき掲載しております*】